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『おねえちゃんにあった夜』 ずっとそばにいる・・・


昔、祖母の家の仏壇に、小さな位牌がありました。
小さいころから、祖母がその位牌の前で手を合わせていたり、涙ぐんでいた姿を見ていました。
誰だろうと、ずっと思っていましたが、時を経るにつれ、それは祖母の子どもの位牌だとなんとなく分かりました。
女の子の名前でした。

どうして亡くなったんだろう・・・とずっと気になってました。
祖母に聞いてみたかったけど、聞いてはいけないような気がして、 祖母も言いたくなさそうな気がして、そのまま祖母は亡くなりました。


この絵本を読んで、その記憶がよみがえりました。




おねえちゃんにあった夜 (児童書)
シェフ・アールツ 文   マリット・テルンクヴィスト 絵  長山さき 訳   徳間書店  2015年9月30日初版



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ささやき声が聞こえてきた。
「ねえ、あたしのおとうと」
ぼくは気が付いた これはおねえちゃんの声だって。
テーブルのうえのかべには、おねえちゃんの写真がかざってある。
ぼくの写真みたいにカラーじゃなくて、白黒で、灰色っぽくなっている。
ぼくが生まれる前から灰色だった。

夜になって、ぼくはお姉ちゃんと一緒に自転車に乗って出かけた。
森に入って、小川を越えてまきばに出る。
宙を飛んで、月に向かう。
そして、教会にあるおねえちゃんのお墓。おねえちゃんがいた病院の部屋。

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おねえちゃんは、白いパジャマを着ています。切ないです。
弟と遊んでみたかったんでしょうね。
自転車に乗ったり、お菓子を食べたりしたかったのかな。
「ぼく」も、きっとおねえちゃんに会いたかったんだと思います。

会ったことがなくても、会いたい人への想いって、あるんでしょうね。
夢で会えたら・・って、こんなことをいうのかもしれません。

挿絵も素晴らしいです。
その夜が、二人にとって楽しくて、切ない時間だったことが伝わります。





祖母のお墓の横には、女の子の小さなお墓があります。
ずっと二人は一緒です。



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